こんにちは!
アキリーズ製作記その7、今回もウェザリングをしていきます。
スミ入れ
前回、錆表現で本格的なウェザリングの下地を作りました。

今回は、いよいよ埃表現などを含めた本格的なウェザリングをする前に、最後の下地作りとして全体のスミ入れをしたいと思います。

使っていくのはウェザリングカラーグランドブラウンです。

色味が単調なエンジンデッキに、

ちょんちょんと塗料を置き、

溶剤を含ませた筆でふき取り、

こんな感じになりました。
大分雰囲気が変わりますね。

全体にも同じようにスミ入れをしました。

モールドに影色を付けたことによってより引き締まった印象になりました。
ホコリウェザリング
ここから全体のホコリウェザリングをしていきます。

使っていくのはいつものウェザリングカラーサンディウォッシュにマルチブラックを混ぜて暗めに調色したもの。

塗料を塗り、

溶剤を含ませた筆でぼかしていきます。

箇所によっては綿棒も使ったり。
ホコリと車体色とのコントラストを強めていきます。

サンディウォッシュの原色も乗せ、こんな感じになりました。
二色のホコリを乗せることでいい感じの深みが出せました。

車体前面も同じように。
ここまでのホコリウェザリングの工程をより詳しく解説した記事、「ホコリ表現に最適な「ウェザリングカラーサンディウォッシュ」の使い方 その2」もぜひご覧ください。
足回りのウェザリング
ホコリウェザリングは一旦休んで、ここから足回りのウェザリングをしていきます。
まずは転輪から。

下地として、ウェザリングペーストマッドホワイトで明るい乾いた泥を表現しました。
あくまで下地なので適当に。

ここからさらにマッドホワイトとリアルサンドを混ぜて、立体感のある泥を表現していきます。

スミに面相筆を使ってチョコチョコ盛ります。

中心部分も盛ります。
一つ一つ丁寧に盛るのは手間だなぁと思っていましたが、途中からなんだか楽しくなってしまいました。

盛り終わりました。

少し粒が粗いかなと思いつつ、今回はこれでいきます。

ボギーも転輪と同じようにマッドホワイトで下地を作り、リアルサンドで立体感のある泥を表現しました。
凸部には泥をあえて乗せてないことで基本塗装と泥とのコントラストを生み、情報量を増しています。

転輪と合体。
中々いい感じではないですか。
今回、ボギーと転輪を分離して仕上げられる構造のキットで助かりました。
ここを接着してから仕上げとなると、奥まった部分に筆を入れなければならず、やや面倒くさいことになっていたでしょう。タミヤさんに感謝です。
ここから白一色の泥に深みを持たせるため、ウェザリングペーストマッドブラウンを希釈して塗っていきます。

全体にペタペタと塗りたくり、

溶剤を含ませた筆でぼかしていきます。

するとこんな感じになります。


先ほどの明るい泥から一変、暗い雰囲気の泥にすることができました。

ここからさらにウェザリングカラーグランドブラウンでスミにもう一段暗い色を加えます。

モールドを強調するという役割も持っていますが、マッドホワイト、ブラウンとの色のコントラストを出すことによって、情報量を増すことができています。
また、転輪もボギーと同じく凸部にはあまり泥を置かないことを意識しています。
泥一色にするより少しだけ基本塗装をのぞかせたほうが、見た目が単調にならずに済みます。

そんなこんなでここまで進みました。
ゆっくりやってきましたが、段々と完成が近づいてきましたね。
この辺りまで来ると気が緩んでパパっと完成させてしまうこともありますが、まだまだこれからというつもりで最後までじっくりいきます。
それでは今回はこの辺で。
また次回お会いしましょう。