レビュー

「戦車模型海外技術指南」がお値段以上のクオリティだった【必読の一冊】

こんにちは!まんたです。

暑い日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。

先日、アーマーモデリングを中心に作例を発表しているプロモデラー、平井さんの著書「戦車模型海外技術指南」をようやく購入することができました。

さっそく一通り読んでみたのですが、正直期待以上に面白い内容だったので、さらっと紹介していきます。

タイトルと内容について

この本を読んで初めに僕が気になったことがあり、それはタイトルの「海外技術指南」といワードです。

このタイトルから「海外の技術を深掘りしていく本なのかな?」と思っていましたが、実際に読んでみたところ、「これが海外の技術だよ!」と紹介しているような感じではなく、内容としては普遍的なテクニック本になっていました。

この本があえて海外技術指南というタイトルになったのは、平井さんの作風が海外モデラーに多分に影響を受けていることや、アモなどの海外マテリアルを多用していることが理由でしょう。

それではここから具体的に本書のおすすめポイントをご紹介していきます。

オススメポイント1:大判で高解像度な写真

1つ目のポイントは何と言っても、大判で高解像度な写真です。

製作過程や完成写真など色々な写真が載っているのですが、とにかく大きくて綺麗。

製作過程の写真は丁寧な解説分も相まって直観的でわかりやすく、非常に読みやすい構成になっています。

これでもかというくらいに近づいて撮影してある完成写真は、作品に施された塗装やウェザリングの効果がはっきりと分かり、細部までとことんこだわって製作されているというのがひしひしと伝わってきます。

オススメポイント2:簡潔で分かりやすい内容

2つ目のポイントは、簡潔で分かりやすい内容です。

本書は5つのテーマに分け、そのテーマに沿った5作品の製作過程を載せている構成になっているのですが、一作品ごとに明確なテーマを示しているお陰で、読者に伝えたい情報を非常にシンプルに伝えられています。

個人のテクニック本だとどうしてもテーマがあやふやになったり、要素を盛り込み過ぎて何を伝えたいのかがよく分からないと感じることがあります。

しかし本書はそんなことはなく、読者が得たいであろう情報をできるだけ絞り、ピンポイントで提示してくれているお陰で、非常に簡潔で分かりやすい内容になっていると感じました。

本書が発売されるという発表があったときも、「模型誌はそんなにいらないかなぁ」という感じであまり興味はなかったのですが、実際に読んでみると今まで読んできたテクニック本の中で一番読みやすく、面白いと感じる内容になっていて驚きました。

ひとえに作者の平井さんと編集の力だと思いますが、模型の技術が日々進歩しているのと同じように、その技術を紹介するテクニック本も分かりやすく簡潔に読めるように進歩している、と今回気づかされました。

オススメポイント3:超うまい

3つ目のポイントは、掲載されている作例がどれも超うまいことです。

技術があるからこそ今回本を発売することができたとは思うのですが、平井さんの作品はただ技術があるだけでなく、それを活かす能力がずば抜けています。

作品を作っていく中で培った技術を宝の持ち腐れにせず、それぞれが相互に作用するようにうまく使いこなしているように見えます。

なので、どの作品もただ技術が高いだけなのではなく、芸術的に見ても美しく、見る人の感性に訴えかけるような作品に仕上がっているように感じました。

センスがある、才能がある、と言ってしまえば簡単ですが、平井さんはそれだけでなく自らの向上心と努力によって、本書に載っているような作品が作れるようになったのだと思います。

最後に

以上、戦車模型海外技術指南のオススメポイントをご紹介していきました。

SNSの普及により個人による情報発信が盛んに行われている昨今、本や雑誌は情報媒体としての価値が薄れてきていると思われるかもしれません。

しかし、本や雑誌を読むことでしか得られない知見もあり、SNSはSNS、書籍は書籍の良さがそれぞれにあると思うのです。

本書は売れ行きも好調なようなので、興味を持った方は是非手に取ってみてください。

それでは今回はこの辺で。

最後まで閲覧していただきありがとうございます。

また来週!