こんにちは!まんたです。
9月13日に開催された関西AFVの会2020、レポート後編です。
情景展示
前回ご紹介したのは会場3階、単品車両作品のコーナーでしたが、今回はその下、2階に展示されていた情景作品をご紹介していきます。

2階の会場は3階より広々としていて、かなりゆったりした感じでした。
作品数も多すぎず少なすぎずで良い感じ。
今回は文章少なめでお送りしていきます。

このマウス、去年の東京AFVの会2019で見たような気がします。
その時は単品作品だった記憶がありますが、情景作品として完成させたのでしょうか。




1/144スケールの上陸作戦の情景。
一つ一つの車両や人はとても小さいですが、作品自体のサイズはめちゃくちゃ大きくて迫力があります。



以前に何度かお会いしているフォロワーさんの作品。
以前から小物を散りばめたストーリー性のある作品を製作されていますが、今回もその特徴が前面に出ています。




火炎を発射するシーンの情景、初めて見た気がします。

フォロワーさんのパンターの情景。
パンターのサイズ感が強調されています。
作者さんは20歳だそうで、今後の活躍に期待です。






初代AM編集長、土居さんの3号戦車。
見栄え重視のウェザリング技法は多用していませんが、一つ一つの工程を丁寧に仕上げられていて、それだけで見応えがあります。


様々な誌面で作例を担当されているタケポンさんの作品。

建物のディテールなど、圧倒的な造形力が作品にリアリティをもたらしています。

受賞作品
以上、情景作品のご紹介でした。
それでは最後に、受賞作品を発表していきます。
なお今回は閉会が例年より1時間ほど早く、早めの閉会式となりました。
土居賞
土居さんが直接選出する土居賞に選ばれたのがこちらの作品。

先ほど紹介したフォロワーさんの作品です。
見る者を惹き付ける独特な世界観、細部に至る工作が印象的でした。
AM賞
続いて、アーマーモデリング編集部が選出したAM賞。

こちらの2両です。
トゥラーン戦車とT-54の増加走行バージョン。
マイナーな車両ですが、かなり苦労して製作されたそうで、その努力が受賞につながったのかもしれません。
フィギュア賞
フィギュア賞はこちらの作品。

時代背景などは全くわかりませんが、かなり古い時代の人物ですね。
塗りの丁寧さが特徴的です。
単品車両賞
単品作品賞を受賞したのはこちらの作品。

前編でも紹介した、片上さんのマーダーです。
細部までの緻密な工作とストーリー性を感じさせる配置、受賞も納得の作品です。
今回で連続受賞記録も20数回に及ぶそうです。
銅賞
金、銀、銅賞は参加者の投票によって作品が選出されます。
銅賞に選出されたのはこちらの作品。

4号戦車の情景作品。
狭めのベースにこれでもかと要素を配置していて、間延びした印象を全く感じさせません。
多数のフィギュアもそれぞれに個性があり、生き生きとしつつも全体のストーリー性と調和するような仕上がりになっています。
フィギュアは1体塗るだけでも苦労していますが、こういった作品を見るとなんだかやる気が出てきますね。
銀賞
銀賞に選出されたのはこちらの作品。

前編で紹介したフルインテリアシャーマン。
フルインテリアの良さを最大限に活かしたカットモデルで、見事受賞です。
作者さんは10代です(!)。
こちらの作品にはベースが無いですが、それでも銀賞を獲得しています。
僕の中で「受賞するにはベースが絶対必要」という固定概念があったのですが、この結果を見ていい意味で裏切られました。
もちろんベースがあった方が見栄えはいいですが、それが全てではなく、結局大切なのは作品への熱意なのではないかな~と感じました。
金賞
そして栄えある金賞に輝いたのがこちらの作品。

LVTとシャーマンの上陸作戦の情景です。
1/35スケールの車両が小振りに見えるくらい大きなベースを使用していて、かなり迫力があります。
これだけの情景を作るのは時間と労力がさぞ費やされたことでしょう。
最後に
以上、関西AFVの会2020のレポートでした。
受賞された皆様、おめでとうございます。
参加者、スタッフの皆様もお疲れさまでした。
僕は今回も受賞無しでしたが、この場に来られただけでも大いに価値がありました。
コロナ下で模型関連のイベントが軒並み中止となる中、関西AFVの会2020は開催されましたが、とても良い会でした。
久しぶりに展示会に行き、色んな方とお話できてとても楽しかったです。
やはり模型の醍醐味は人との繋がりでもあるのだなぁと再認識させられました。
苦労が多い中開催して下さり、ありがとうございました。
それでは今回はこの辺で。
またどこかの展示会に参加したいですが、次はいつになるやら。
いつかマスク無しで参加できる日が来ることを祈って、日々模型を作っていきます。
最後まで閲覧していただきありがとうございます。
ではまた来週。