完成品置き場

完成写真「タミヤ 1/35 ”ソミュア S35(ドイツ軍仕様)”」

2019年6月完成

ドイツ軍に寝返った騎兵戦車、ソミュアS35(ドイツ軍仕様)です。

独特なフランス軍仕様の迷彩から一変、ジャーマングレーの塗装に変わり、暗~い雰囲気になっているのが特徴的です。

この作品を製作する上でのテーマは、「チッピング」「埃ウェザリング」「泥ウェザリング」「フィギュア塗装」でした。

今作では、前作のポルシェティーガーで失敗したヘアースプレー技法による2色のチッピングをどうしても成功させたいと思い、再挑戦しました。

前回の失敗をフィードバックし、改良を加えた2度目の挑戦は、とても満足のいく仕上がりにすることができました。

これにより、剥がれかけの白っぽい傷と、金属の地色がむき出しになっている傷、の2色のチッピングを一気に再現することができました。

ヘアースプレー技法はまだまだ可能性を秘めている技法なので、今後も色々と研究していきたいと思います。

また、今作でもそれまで改良を続けてきたウェザリングカラーサンディウォッシュでの埃ウェザリングのリアリティを追求するべく、埃ウェザリングにもとても力を入れました。

前作のポルシェティーガーで発見した、ウェザリングカラーを薄めて描く、という手法を今作では発展させて用い、下からの埃だけでなく上からの雨だれにもリアリティを持たせることに成功しました。

本物らしさとは何か、どうすればリアリティがでるのかということを考えながら今までウェザリングを行ってきましたが、今作ではある意味一つの正解を導き出せたのではないかと思います。

特徴的な形状をした足回りのウェザリングは、今作では最も苦労した部分です。

これまで製作してきた車両は全てサイドスカートが付いていないものばかりだったので、今回はそれまで転輪、履帯が見せ場だったウェザリングから一変、足回りの大部分を占める広い装甲板のウェザリングが見せ場になり、どう汚していいかとても悩みました。

なので今回は実車写真やサイドスカート付き車両の作例などを観察し、実車の雰囲気そのままの明るい泥と、模型的見栄えを考慮した暗い泥とを掛け合わせ、コントラストのついた泥ウェザリングを行うことにしました。

使用したのはウェザリングカラー、ペーストと、いつも通りの編成ですが、使い方次第で様々な表現が可能になるということを今作で改めて感じました。

最終的に、サイドスカートのウェザリングは大成功という結果に終わりました。

右往左往し、悩みながらじっくりと進めた部分でしたが、その分上手くいっていることが確認できた時の感動は大きかったです。

この作品では、それまで乗せてこなかったフィギュア塗装にも挑戦してみました。

今までにフィギュアを塗った経験は1度しかなく、フィギュア塗装の知識も無いに等しかったので、今作で乗せようと考えたときも上手くいくかどうかという不安がよぎりました。

しかし、せっかくキューポラが付くのだし、とにかくやってみようという気持ちでフィギュアを乗せることに決めました。

使用したのはタミヤの新ドイツ戦車兵セットです。

インジェクションキットながら素晴らしいクオリティを誇ります。

仕上げが終わり、車両に乗せてみると、全体的に今までの作品とは全く違った印象を受けました。

物質としての車両に、生きている人、命をプラスすることで車両が生き生きとしているように見えたのです。

人がいるかいないかはささいな違いのように思えますが、人が乗って初めて乗り物、車両としての役割を果たす、ということをこの作品を通して改めて感じさせられました。

色々と発見ができたフィギュア塗装、今後も練習していきたいと思います。

以下画像集

最後に

ソミュアS35(ドイツ軍仕様)でした。

全体的に丸っこくてかわいいですよね。

キットの組みやすさとサイズが小さいことも相まって、組み立ては本当にお手軽でした。

この車両、以前はエレールというメーカーのお世辞にも出来がいいとは言えないキットくらいしかなかったそうですが、こうしてタミヤが発売し、簡単に手に入るようになったのは喜ばしいことですね。

今後もタミヤには面白い車両をどんどん出してほしいです。

最後まで閲覧していただきありがとうございました。

製作記はこちらから

前作「アミュージングホビー ティーガー(p)」

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