模型反省会

転輪ウェザリングの進歩と反省 2018年9月~2019年9月

こんにちは!まんたです。

今回は「転輪ウェザリングの進歩と反省」ということで、去年の九月から今年の九月までの一年間の間で、転輪のウェザリングがどう変化していったかを振り返っていきます。

2018年9月 「スーパーパーシング」

この作品の設定はベルリンの市街地戦に投入された車両ということで、泥を付けずにホコリ感を強調した仕上げを行いました。

暗めの基本塗装だったので控え目な汚しながらもコントラストの効いた仕上がりになり、見栄えは良好でした。

しかし、市街地戦という設定とはいえ場所によっては泥が付くこともあったでしょうし、実車がさらされる環境を考えるとこの仕上げはきれいすぎるのかもしれません。

こういう作風だと言えばそれまでですが、もう少し実車寄りでウェザリングを考えた方がいいかなとも感じました。

2018年10月 「ディッカーマックス」

今作ではスーパーパーシングのあっさりした仕上げから一変、ドロドロの足回りにするというテーマを持ってウェザリングしていきました。

明るい乾いた泥を全体に塗りつつ、スミなどのピンポイントではグッと明度を落とし、ディティールを強調した仕上がりにしました。

今まで製作してきた作品は泥ウェザリングをじっくりと施すことがなかった為、今作はとてもいい経験になりました。

ただ、見ごたえはあるものの明暗の境目がはっきりしすぎていたり、泥の盛り具合がいまいち、といった改善点も色々と見えてきました。

満足のいく仕上がりにはならなかったものの、この作品辺りから本格的に泥ウェザリングの研究(?)が始まり、転換期といえる作品になりました。

2018年11月 「E-100駆逐戦車」

ディッカーマックスでの経験を糧に、今作でも泥ウェザリングに力を入れました。

しかし、この車両の転輪は大型な上に平らで、泥を盛るのにはかなり苦戦しました。

結果、模型的見栄えよりもこうなるだろうという憶測の混じった実車らしさを選び、明るい泥を中心にした仕上げになりました。

これはこれである程度見ごたえがありますが、もっと色味を増やしてドロドロにすることもできたかな~と思います。

転輪の仕上げだけを見れば、今作は失敗作です。

泥ウェザリングのコツがうまくつかめていなかった当時の自分にはこの転輪の仕上げは少し難易度が高かったですが、ディッカーマックス同様貴重な経験になりました。

2018年12月 「フェルディナント」

フェルディナントは色々なことに挑戦した作品ですが、その結果転輪の泥ウェザリングでは新しい表現を見つけることができました。

E-100駆逐戦車での泥が明るすぎた問題を踏まえ、今作では暗い泥の面積を増やし、ややコントラストの効いた仕上がりにしました。

また、泥の質感を強調できるように泥を盛ることで立体感を出し、これまであまり意識してこなかった三次元的な情報量を増やすことに成功しました。

ワンポイントとしてスミに暗い色を入れることで陰になっている部分を強調し、リアリティを持ちつつ模型的な見栄えを重視した仕上げにすることができました。

しかし、塗り方が雑だったり明暗のグラデーションがきれいにできていなかったりと、まだまだな部分も見えてきました。

反省点は色々とありますが、転輪ウェザリングの新しい表現を見出すことができた作品になりました。

2019年4月 「ティーガー(P)」

フェルディナントでの経験を活かし、今作では明るい泥と暗い泥のコントラストを効かせつつ、自然なグラデーションを作ることを意識して仕上げました。

凹凸の無い部分には明るい乾いた泥を、逆に凹凸のある部分には暗い湿った泥を中心に置くことで、ディティールを強調して見栄えをよくしつつ実車らしい仕上げにすることができました。

また、今まで以上に泥に立体感を持たせて総合的な情報量をさらに増すことができました。

全体に施した明るい泥の飛沫表現もかなり効果的で、模型的見栄えを向上しつつ実車らしさを出すことができました。

この時点で、僕の中での転輪ウェザリングのレベルをかなり上げることができていました。

ここから先に進むのはおそらくかなり苦労しますが、それもある意味楽しいことかもしれません。

2019年9月 「アキリーズ」

ポルシェティーガーでの成功を活かして、今作では暗い泥を増やし、コントラストをさらに効かせた仕上げにすることにしました。

また、今まで製作してきた車両とは足回りの形状が大分異なるので、新しい表現方法が必要にもなってきました。

特にボギー部分の泥ウェザリングは、重力に従って落ちていく泥を表現するためにそれぞれの面で下に行くほど色が暗くなるように仕上げるなど、苦戦しながらも自分なりのリアリティを追求することができました。

反省点としては、泥の盛り方にもっと強弱をつけてもよかったという点と、少しコントラストを効かせ過ぎたという点です。

ポルシェティーガーでの成功で転輪ウェザリングのセオリーのようなものが分かってきていたつもりでしたが、やはりまだまだですね。

最後に

いかがだったでしょうか。

この一年間で他にも製作した作品はありますが、今回は特に勉強ができた、成功した六作品をピックアップしました。

転輪のウェザリングなんてチャチャっと済ませるよ、という方も多いと思いますが、あれこれ考えながらじっくり施すと意外と奥が深い世界です。

この先どんな仕上げ方になっていくかは自分でもよく分かりませんが、今よりも良い表現を見出していけるはずです。

正解が無い世界だからこそ、自分の中での理想を目指したくなってしまうのです。

それでは今回はこの辺で。

最後まで閲覧していただきありがとうございます。

また次回お会いしましょう。

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