こんにちは!ポルシェティーガー製作記、パート5です。
今回は車体の組み立てを完了させます。
色々と時間がかかってしまいましたが、何とか終わりそうです。
エンジングリル
エンジングリル部にはドイツ戦車らしく異物混入防止のネットが設置されています。
キットの方では唯一のエッチングパーツとして付属しています。

キットにエッチングパーツがデフォルトで入っていることにすっかり慣れてしまっていますが、ほんの10年位前まではまだそこまでそういった風潮は浸透していなかったのではないでしょうか。
これも時代の流れ、というものなのでしょうか。
それはさておき、このエッチングパーツ、ほんっと~に分かりづらいですが、折り曲げのガイドが彫ってあります。

なんとも伝わりにくい親切心ですね。

というわけで、このガイドの通りに折り曲げます。
ですが、下手に曲げるとパーツ全体が湾曲してしまう可能性があるので、エッチングベンダを使って曲げます。

じゃーん。これがエッチングベンダです。
名前の通り、エッチングの曲げ加工用の道具です。

こうしてセットして、

付属の刃(?)でグイっと曲げます。

するとどうでしょう。バチっと綺麗に曲がっていますよね。
なんだかしょぼい道具のように思えますが、これを使うと使わないとでは、折り曲げ時のストレス、かかる時間、出来栄えに大きく違いが出てきます。
エッチングパーツをよく使っているという方、いかがでしょうか。

取り付けてみました。いいですね~。これぞドイツ戦車、という感じで。
本当に大事な部分だけエッチングパーツを付けておくという姿勢は非常にありがたいですよね。今となっては当たり前なのかもしれませんが。
OVM、その他パーツ
いよいよ車体の細かいパーツを付け終わります。
スコップは新規金型にて再現されています。

クランプはエッチングに置き換えておきました。

牽引ワイヤーの支持架は適当にエッチングの切れ端を持ってきたり、真鍮線、プラ板でディティールアップしました。

バール。のようなもの。
これはレーヴェからパーツを流用したもので、クランプ部分によくわからない穴(ヒケ?)があります。
写真を撮るのを忘れていましたが、クランプ部分をエッチングパーツに替えました。
溶接痕
車体前面の溶接痕の溝が深くて気になったので、丁度買っておいたヒートペン用の溶接痕再現ビットを使ってみました。

エポパテを詰めてギュギュっと。本体の使い方とは違いますが、まあまあいい感じではないでしょうか。
起動輪 誘導輪
起動輪、誘導輪は滅茶苦茶似ていますがちゃんと違います。

今後間違えないように注意したいですね。
車体組み立て完了
そんなこんなで車体の組み立てが完了しました。

なんだか長かったような、そうでないような。
サスペンションは接着していませんが、プラ同士の干渉で微妙にスムーズに可動しないので、接着する予定です。

最後の力を振り絞り、牽引ワイヤーを取り付けました。

キット付属の銅線(?)ワイヤーは焼きなまししなくてもぐにゃぐにゃと曲がってくれるので使いやすいですね。
それでは今日はこの辺で。
目次
- 「製作開始!」
- 「車体の組み立て」
- 「車体の組み立て2」
- 「OVMの組み立て」
- 「車体完成」
- 「砲塔の組み立て」
- 「履帯の組み立て」
- 「組み立て完了」
- 「塗装」
- 「チッピング」
- 「OVMの塗り分け、スミ入れ」
- 「履帯の黒染め、塗装」
- 「車体のウェザリング」
- 「完成!」