こんにちは!ポルシェティーガー製作記、パート7になります。
今回は履帯の組み立てを行っていきます。
戦車模型では避けて通れない工程ですね。頑張ります。
キットの履帯
キットには連結式可動履帯が付属しています。

デフォルトで毎回付けてくれるのはアミュージングホビー製品の強みですね。
同社パンターⅡシリーズ、レーヴェなどに見られた裏表を分離させたタイプになっています。

他社ではあまり例を見ない構造になっていますが、正直組みにくいですし、耐久性は低いです。
ただ、モデルカステン履帯のようにピンを挿していくタイプでも手間と耐久性は大して変わらないように思います。
メタル履帯
キットの履帯は面倒そうなので、アフターパーツに頼ります。

用意したのはこちら、マスタークラブ製のポルシェティーガー用金属製可動履帯です。

フリウル製と比べると、連結は真鍮線ではなく、レジン製のピンを両端から挿しこむ構造になっているのが特徴です。
ちなみにピンは2種類あり、左右での形状の違いが再現できます。
比較

キットの履帯と比べるとこんな感じです。
ディティールで言えばマスタークラブがまあまあ勝っていますね。
キットの履帯には合わせ目が出ますし、センターガイドに少しヒケも見られます。

ただ、キットにデフォルトで付属している分には結構クオリティは高いと思います。
どちらを選ぶかは好みでしょうね。
連結
バリ処理をしたので早速連結していきます。

マスタークラブの履帯は左右からレジン製のピンを挿しこんで連結するタイプになっています。
ディティールの面で見ればフリウルに勝っているのですが、レジン製ということで耐久力は低く、結構折れたりすることがあります。

なので、まず真鍮線で連結し、その後レジン製のピンの端だけ接着する、という方式をとります。

写真を撮る前にどこかに消えてしまったのですが、プラパイプで冶具を作り、それに真鍮線を挿しこみカットし、履帯に合う長さの真鍮線を量産しました。

そして半分ほど挿しこみ、瞬間接着剤をチョンと付けます。

その後ピンセットの先で挿しこみ、連結していきます。
これをガーっとやってばーっと済ませれば、案外すぐ終わります。
ちなみにこの履帯、他の製品も同じかどうかは知りませんが、穴がしっかり開いているので、フリウルなどによくある穴あけ作業は必要なかったです。

片方組み上がりました。
やはりメタル履帯は最高ですね。しばらくジャラジャラして遊びます。

早速付けてみました。
ギラついてますね~。

適当に調整しながら連結していきましたが、110枚になりました。
もう1、2枚少なくてもいいかもしれませんね。
それでは今回はこの辺で。
次回、もう片方の履帯を組み立てます。
目次
- 「製作開始!」
- 「車体の組み立て」
- 「車体の組み立て2」
- 「OVMの組み立て」
- 「車体完成」
- 「砲塔の組み立て」
- 「履帯の組み立て」
- 「組み立て完了」
- 「塗装」
- 「チッピング」
- 「OVMの塗り分け、スミ入れ」
- 「履帯の黒染め、塗装」
- 「車体のウェザリング」
- 「完成!」