こんにちは!
三度の飯よりウェザリング、まんたです。
黙々と筆を動かしていれば一か月や二か月はあっという間。
時間をかける分、いつまで経っても次のキットに手が付けられないでいますが、そのおかげで最近は模型にかけるお金がグンと減りました。
一つのキットに時間をかければかけるほどお財布にやさしい趣味になっていきますね。多分。
できれば色々作りたい気持ちはありますが、残念ながら体は一つなので、今日も自分のできることを精一杯しながら生きて行きます。
ウェザリングカラー全色買いました

さてこの度、わたくしまんたはウェザリングカラー好きが高じ、現在発売されている全ての色をコンプリートしてしまいました。
ウェザリングカラーって何?

ウェザリングカラーをご存じない方にこの塗料が何なのかざっくり説明すると、油彩塗料を模型用に調整したウェザリング専用塗料です。
知らない方からすれば、模型に油彩?と感じるかもしれませんが、乾燥が遅く伸びがいいなどの特性から、油彩塗料は現在スケールモデルだけでなく様々なジャンルで幅広く使われている塗料なんです。
一昔前まではタミヤのエナメル塗料などがウェザリング塗料の中心でしたが、現在の主流は間違いなく油彩系だと考えています。
ウェザリングカラーの移し替え

この度買い揃えたウェザリングカラーですが、既にお持ちの方は容器が違うことに気付いたと思います。

本当はこんな感じの容器なんですが、僕はGSIクレオスの40ml空き瓶に移し替えています。
ウェザリングカラーの内容量は40mlなので、この空き瓶に一瓶分が丁度収まります。
なぜこうしてわざわざ空き瓶を買って移し替えているかと言いますと、沈殿した顔料を取り出しやすくするためです。


ウェザリングカラーは攪拌せずに放置しておくと溶剤と顔料が上下に分離してくるのですが、この下に沈殿した顔料だけをすくってウェザリングに使用しているのです。
攪拌しても十分使えますが、濃い状態から徐々に薄めて使った方が、より幅広い表現が出来るようになるのです。
この辺は好みの問題ですが、より自由度の高い使い方がしたいのであれば、こんな感じで口の広い空き瓶に移し替えてみてもいいかもしれません。
分離した溶剤と専用薄め液の違い

ウェザリングカラーの顔料と分離した溶剤ですが、この溶剤は専用の薄め液とは性質が少し異なるようで、わずかにとろみの付いたものになっています。
しかし使っていく中で、両者は定着率と乾燥時間、保存性なども違っていることに気づきました。
ウェザリングカラーと分離した溶剤(以下溶剤)は専用の薄め液(以下薄め液)と比べて塗膜への定着率が高めですが、乾燥時間は薄め液の方が少しだけ早いです。
そして希釈した際の保存性は溶剤の方が高く、薄め液は酸素とどんどん反応してしまうようで、顔料がすぐに劣化してしまいます。

顔料と溶剤が分離した状態を見ると顔料が圧倒的に少なく、ケチってるんじゃないかと思ってしまうかもしれませんが、これは顔料が劣化しないようにバランスをとった比率になっているんでしょう。
この部分は細かい話なのであまり意識しなくても大丈夫ですが、参考程度になれば。
ウェザリングカラーは全12色
色んな特徴を持っているウェザリングカラーですが、現在販売されているカラーはフィルタリキッドも含めて全部で12色。
ウェザリングカラーのラインナップは

- マルチホワイト
- マルチグレー
- サンディウォッシュ
- ラストオレンジ
- グレイッシュブラウン
- ステインブラウン
- グランドブラウン
- マルチブラック
となっていて、ウェザリングカラーフィルタリキッドの方は、

- スポットイエロー
- フェイスグリーン
- シェードブルー
- レイヤーバイオレット
となっています。
ウェザリングカラー8色、フィルタリキッド4色と豊富なラインナップですが、これからもどんどん新色が出る予定らしいです。
今後が楽しみですね~。
これだけは持っておきたい2色
さて、12色もあるウェザリングカラーですが、その中でも僕が特に、特におすすめする、これだけは持っておいてほしい2色をご紹介します。

1色目はこちら、サンディウォッシュです。

サンディという名の通り、砂やホコリ汚れの色に使うカラーですが、これがとにかく万能なんです。


基本のホコリ汚れはもちろんの事、ウェザリングの下地として使用したりすることができ、隠し味から主役まで、様々なシーンで使うことができます。

そして2色目がこちら、グランドブラウンです。
こちらはマルチブラックとステインブラウンの中間のような色合いですが、その絶妙な茶色加減が特徴。
それにより、

基本のスミ入れから、

オイル汚れ、

更には泥汚れまでと、サンディウォッシュ以上に万能。
様々なシーンで役に立つカラーとなっています。

ウェザリングカラー、買ってみたいけどどれを買えばいいかわからない!という方は、とりあえずこの2色を抑えておけば間違いないです。
ウェザリングカラーはコスパ抜群?
最後にウェザリングカラーのコストパフォーマンスについてですが、かなりいいのではないかと思います。
始めの方でご紹介したように僕は沈殿した顔料をすくって使うのが主なのですが、今まで顔料を使い切ったことがありません。
薄め液で希釈して使っていますし、色んな色を組み合わせて使っているのも要因だと思いますが、そうでなくてもかなり長いこと使える塗料になっています。
一本400円は少し高いかもしれませんが、間違いなくお値段以上の性能、そして容量を持っているのでぜひこの機会に買ってみてください。
以上、ウェザリングカラーを全色買ってみた、でした。
なんだか販促記事みたいになってしまいましたが、お金はもらってませんからね。
僕自身、作品のウェザリングはほぼウェザリングカラー、ペーストだけで完結させていて、それほどに使い勝手の良い塗料なんです。
そんな素敵な塗料、ウェザリングカラーに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
それでは今回はこの辺で。
最後まで閲覧していただきありがとうございます。
また来週。