こんにちは!まんたです。
GSIクレオスからウェザリングカラーの新色が発売されたので購入してきました。

今回新たに追加されたのは、「フィルタリキッドグレーズレッド」「ライトグレイッシュ」「ホワイトダスト」の3色。
既存のカラーでも十分幅広い使い方ができていましたが、今回の新色はそこにプラスアルファするような内容になっています。
簡単にですが、既存のウェザリングカラーとの比較もしながらレビューしていきます。

レビューの前に、早速ですがクレオスの空き瓶に詰め替えておきました。
これで使う時も取り出しやすくなります。
ウェザリングカラーの瓶と容量が同じなので、ぴったり収まるのが気持ちいいです。
グレーズレッド

初めにご紹介するのはウェザリングカラーフィルタリキッド「グレーズレッド」です。
赤、青、黄の3原色の最後のピース、赤色がついに揃いました。

彩度の高い色のラインナップを充実させてきたフィルタリキッドですが、それまで出してこなかった赤系統の色、というより赤色そのものが満を持しての登場です。
用途としては、赤色の塗装の上に塗り、彩度を持たせてより深みを出す、というのがまず思いつくでしょう。
しかし、それだけではなく補色関係にある緑色の塗装の上に塗ることで、自然な影色を演出することもできます。
さらに、フィルタリキッド同士で調色する際にも赤色は重宝します。
スポットイエローと混ぜてオレンジにしてみたり、その他赤みを足したいと思ったときに丁度いい色となっています。

既存のウェザリングカラーで一番赤に近かった、ラストオレンジと並べて。
グレーズレッドが出るまではラストオレンジでも十分赤の彩度が高いと思っていましたが、こうして比較してみるとグレーズレッドの方が圧倒的に赤いですね。
グレーズレッド単体では用途は限られるかもしれませんが、フィルタリキッドを既に揃えている方にはぜひ持っておいてほしいアイテムです。
ライトグレイッシュ
次にご紹介するのはウェザリングカラー「ライトグレイッシュ」です。

文字がかすれちゃってます。すみません。
こちらはヨーロッパ東部やロシアに見られる少し赤みを帯びた明るいグレーの土の色を再現したカラーで、東部戦線の車両などにぴったりな色です。
近似色に既出のグレイッシュブラウンがありますが、今回のライトグレイッシュと組み合わせて使うと、ウェザリングの深みがさらに増すでしょう。
ホワイトダスト
最後にご紹介するのはウェザリングカラー「ホワイトダスト」です。

こちらは既出のサンディウォッシュよりも明度が上がり、彩度は下がっています。
主に中東やアフリカなどの白みのあるホコリを表現するのにマッチする色ですが、サンディウォッシュなどと組み合わせて使うとホコリ表現の深みが増すでしょう。
また、砂漠地帯の車両は明るい迷彩を施しているものが多いので、ホコリ表現が映えないということがよくあります。
今回のホワイトダストはかなり白いホコリ色なので、明るい塗装でもうまくホコリ表現を施すことができるのではないでしょうか。
色々な表現が可能になるホワイトダスト、ホコリ表現が大好きな僕にとっては嬉しい新色です。
並べてみた

今回の新色と色調が似ている2色を並べてみました。
左から、グレイッシュブラウン、ライトグレイッシュ、サンディウォッシュ、そしてホワイトダストです。
グレイッシュブラウンとサンディウォッシュだけでは色味が離れていて無理でしたが、今回2色が加わったので、これらを組み合わせた階層的なウェザリングをしてみても面白そうですね。

フィルタリキッド全色と、フィルタリキッドとしても使えそうなラストオレンジを添えて。
これだけ揃えば基本的な色は全て網羅することができそうですね。
ラストオレンジも色味的にはフィルタリキッドとして使えないことはなさそうですが、また新たにオレンジの色が出たりするんでしょうか。
次新色が出るとしたらピンク色は出そうな気がしますね。何となくですが。

赤み三兄弟。
AFV模型にはあまり使わない赤色の塗料は、他の塗料と並べても一際目立ちます。

全色を並べて。
ウェザリングカラーも段々とラインナップが豊富になってきましたね。
どの色も個性があり、見ていて楽しいです。
今後の展開も楽しみなところですが、今回出た新色をとりあえず使ってみて、また使用感なども記事にできたらと思います。
それでは今回はこの辺で。
最後まで閲覧していただきありがとうございます。
また来週。