模型製作記

フィルタリキッドで戦車を塗装! ウェザリングカラーの新しい可能性を探求する

ウェザリングカラーフィルタリキッドはフィルタリングに最適とは言うものの、そもそもフィルタリングって何だ、どう使えばいいのかわからない、という方も多いのではないかと思います。

実は僕もその一人です。

今回はそんなフィルタリキッドの分かりやすい活用方法を模索するべく、新しい塗装表現に挑戦してみます。

実験台になってもらうキットはタミヤの1/48チャーチル。

数時間で組み立て完了。

最低限のパーツ数と安定した精度のお陰で信じられない組みやすさでした。

値段も相まって、1/35MM以上に手軽に楽しめるシリーズですね。

塗装

フィルタリキッドを塗装する下地として、ラッカー塗料のホワイトとグリーンを混色した色をエアブラシで塗装しました。

今回はグリーンのフィルタリキッドで塗装をするのでグリーンに少し寄せつつ、塗装の効果を最大限発揮させるために白に近い色にしておきました。

さらに、つや消しクリヤーをエアブラシで塗装しました。

ウェザリングカラーは本来つや有りの塗装面に使うのが基本なのですが、今回はあえてつや消しにします。

ここで今回の主役のウェザリングカラーフィルタリキッドの登場。

フェイスグリーンをそのまま使用します。

良く振って攪拌させた塗料を筆に取り…

満遍なく塗ります。

びしゃびしゃにならないように、撫でるようにして色を染めていくイメージです。

するとこんな感じに。

適当に筆で塗りたくっただけですが、自然なグラデーションができてとてもいい雰囲気です。

下地にあえてつや消しを塗装したのは、この自然なグラデーションを生み出す為です。

つや消しにすることでウェザリングカラーをふき取ることは難しくなりますが、逆に塗料がよく染み込み、染め上げるような塗装が可能になります。

車体も同様に塗装しました。

こちらは1回目の塗装後1日ほど放置して乾燥させ、箇所によっては3回塗装を重ねています。

ウェザリングカラーは完全に乾燥させると塗料の性質が変化して固着するので、重ね塗りをしても下に塗ったウェザリングカラーが溶け出す心配がありません

上画像は、エンジンハッチの右半分が1回目の塗装のままの状態です。

塗り重ねた他の箇所と比べるとかなり色の違いがあることが分かります。

半透明の塗料なので塗り始めは色が薄いですが、塗り重ねることでどんどん濃くなり、濃淡のグラデーションがかかっていきます。

砲塔も3回重ね塗りをして仕上げました。

筆で塗って乾かして、の単純な繰り返し作業でしたが、それでもとてもいい雰囲気に仕上がっています。

全体に同じように塗装をして、フィルタリキッドでの塗装が完了しました。

本来フィルタリング用の塗料であるフィルタリキッドですが、今回あえて塗装に使ってみた結果、かなり使える表現方法だと感じました。

下地さえ作れば後は筆で重ね塗りをするだけなので、高度な技術は必要ないですし、油彩塗料の伸びの良さを活かした深みのある塗装を簡単に表現することができます。

今回は実験としてあえてフェイスグリーンの色をそのまま塗装しましたが、混色することでより実車に近い色味にするなど、自由に調整することができるでしょう。

フィルタリキッドを使った塗装、面白いです。ぜひお試しください。

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